岐阜で山崎さん個展 心象描き絵画展

和紙に箔押し 墨で色重ね

岐阜市在住の画家、山崎勝嗣さんの個展「神籬(ひもろぎ)を飾るもの」が、同市栗失田町のギャラリーパスワールドで開かれている十二月十一日まで。
山崎さんは京都市生まれ。近所の神社仏閣を遊び場にしていた幼いころの記憶などを作品作りの着想にしている。会場には縦百三十a、横二百aという大作二点を含めた十三点が並び、それが一つの風景のように感じられるよう展示している。
「抽象でも、具象でもない」という山崎さんの心象を描いた絵画は、和紙に箔(はく)押しや墨で色を重ねるなどの手法で表現。「花の月あかり」は緑で描かれた景色の中に赤い花びらが舞い、ひそやかさの中にも激しさが漂う。木の板に色づけし、木片を取りつけるなどしてびょうぶに見立てた作品も、訪れた人の目を引いている。
山崎さんは「自分の美意識にふけり、その心の成り行きを飾ってみたいと思った」と話した。(山下麻子)

心象を表現した作品が並んでいる会場=岐阜市栗矢田町のギャラリーパスワールドで

中日新聞 2006.11.28

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