西アフリカの小国ブルキナファソ出身で米国在住の社会活動家、ソボンフ・ソメさんを迎えて部族社会の英知を学ぷ集いが十一日夜、岐阜市栗矢田町のギャラリーパスワールドで開かれた。
ソボンフさんはダガラ族出身。ここ十数年は欧米を中心に講演活動を行い、現在は米国を拠点にした西アフリカの給水・教育プロジェクトのグループ代表。岐阜市出身で米国在住の翻訳家山崎千恵子ハイネマンさんが通訳となり、初来日した。アフリカの太鼓演奏で始まった講演でソボンフさんは、人の名前を大事にし、村中みんなで子どもを育てる教育方法や、先祖の精霊に支えられ、エネルギーを与えられて暮らす部族社会の世界観について話した。また、記憶は骨の中にあるという考えから孫と祖父母が背中合わせに座って知恵を受け渡す儀式やとりわけ重要な意味を持づ成人儀式の話などに参加者から質問相次いだ。最後に「地球を守る、ではなく自分たち人間を守り、後世の人たちに感謝されるされる生き方を」と訴えると、拍手がわいた。(永井豪)
西アフリ力に伝わる知恵について語るソボンフ・ソメさん。右は、通訳の山崎千恵子ハイネマンさん=岐阜市栗矢田町、ギャラリーパスワールド
岐阜新聞
2007.04.13 |